アツギのラブタイツ企画が炎上してしまう

アツギのラブタイツというイラスト企画が炎上したそうで。下着メーカーで働いてる人が下着姿に抵抗がないという話を聞いたことがあるけど、タイツのメーカーだからタイツ姿への抵抗がなさすぎたのかも。遠慮なく叩ける相手発見しましたみたいな感じで攻撃的な投稿をするのもどうなんだろという気もしなくもありませんが。

f:id:ekiden_racer:20201103161513j:plain

▲前田ミックさん
 
@m_mic_0707
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

f:id:ekiden_racer:20201103160301j:plain

慧子さん @um7mr1

f:id:ekiden_racer:20201103161227j:plain

▲とっき/tokki
 さん @tokki_517
 
 
 
 
 
 

 f:id:ekiden_racer:20201103155726j:plain

▲よむ
さん @y_o_m_y_o_m
 
 f:id:ekiden_racer:20201103155525j:plain
▲森倉円さん @morikuraen 
f:id:ekiden_racer:20201103160624j:plain
 
購買対象が女性の商品ですからイラストに配慮が必要なのはいうまでもありません。実際にスカートをまくって見せているイラストは削除された模様です。
6枚のイラストを転記させていただきましたが、個人的に女性向け商品イラストとして大丈夫じゃないかなと思える順に上から並べてみました。2枚目の慧子さんのイラストなんかはストッキングを脱いでいるという実に性的なイラストになりそうなシチュエーションなんですが、それほど抵抗なく受け入れらるのではないかという気がしました。実に際どいポーズとアングルにも関わらず、表情や色使いに媚びたところがないからでしょうか。
 
▼以下の部分を補足しました。(2020.11.19)
 

f:id:ekiden_racer:20201119172731j:plain

▲水溜鳥 (@mizumizutorisan)さん
 
一見爽やかなイメージだけれど、よく見ると股間部分まで描き込まれています。
以下は早々に公式ツイッターから削除されたイラストです。
 

f:id:ekiden_racer:20201119173051j:plain

西沢5㍉(@wanwangomigomi)さん
 

f:id:ekiden_racer:20201119173252j:plain

昆布わかめ(@aconbwakame)さん
 
これらは一目見てわかるように、スカートを僅かに持ち上げて意図的にタイツを見せるという表現が女性のタイツ姿を性的視していると批判されたようです。女性向け商品のイラスト使用だからこそ招いた炎上ではありますが、女性らしさの表現と性的ないやらしさは表裏一体なところもあり線引きに難しいところがあるのかもしれません。

恋愛組曲

1999年にlibidoから発売された「恋愛組曲」。ゲーム中、一日の最初に表示されるCGがあるのですが、閲覧モードには含まれていませんし、Susieプラグインで吸い出しても、CGアーカイブに美果と京佳のサムネイルが確認できるのみ。このCGはAVI形式のムービーで表示されており、静止画をキャプチャしても荒いドットが目立ちます。これだと鑑賞するには厳しいので、昨年の秋頃から暇をみてはキャプ画をちょこちょこレタッチしていました。とは言ってもレタッチは専ら人物部分で、背景は大半をボカシ処理で済ませています。ところがレタッチ作業に使っていた、前世紀のMacのモニタがトラブってしまい、作業は16枚中14枚までで中断…。もともと公開を目的としていたわけではなく個人的に作業していたものですが、当面Mac修復の目処も立たないのでこちらに置いておくことにします。なおAVIキャプ画は他のCGとサイズが若干異なるので、他のCGにサイズを合わせるため一部トリミングしています。

f:id:ekiden_racer:20190607135913j:plain

▲ 6/19 Mon 小沢美果

f:id:ekiden_racer:20190607132119j:plain

▲ 6/20 Tue 相楽朋美

f:id:ekiden_racer:20190607133452j:plain

▲ 6/21 Wed 櫻井可菜絵

6/21の可菜絵はゲーム中では「Tue」と曜日が誤って表示されます。

f:id:ekiden_racer:20190607134129j:plain

▲ 6/22 Thu 小沢美穂

f:id:ekiden_racer:20190607134346j:plain

▲ 6/23 Fri 成島京佳

f:id:ekiden_racer:20190607134550j:plain

▲ 6/24 Sat 緑川史子

f:id:ekiden_racer:20190607134655j:plain

▲ 6/26 Mon 牧村由宇

f:id:ekiden_racer:20190607134759j:plain

▲ 6/27 Tue 清水小百合

f:id:ekiden_racer:20190607134844j:plain

▲ 6/28 Wed 櫻井可菜絵

f:id:ekiden_racer:20190607135050j:plain

▲ 6/29 Thu 牧村由宇

f:id:ekiden_racer:20190607135136j:plain

▲ 6/30 Fri 成島京佳

6/30の京佳は7/7の美果とともにレタッチ前の画像なので画像が荒れています。なおこの画像は続編PinupGirlsの7/3Monオープニングでも使われていました。

f:id:ekiden_racer:20190607135356j:plain

▲ 7/1 Sat 清水小百合

f:id:ekiden_racer:20190607135440j:plain

▲ 7/4 Tue 相楽朋美

この7/4朋美画像はPinupGirlsの7/7Friオープニングでも使われていました。

f:id:ekiden_racer:20190607135534j:plain

▲ 7/5 Wed 緑川史子

f:id:ekiden_racer:20190607135627j:plain

▲ 7/6 Thu 小沢美穂

f:id:ekiden_racer:20200515020513j:plain

f:id:ekiden_racer:20190607134306j:plain

▲ 7/7 Fri 小沢美果

この美果画像もレタッチ前なので画像が荒れています。美果と京佳の二人は前作といえるGirlFriendsからキャラが変更されており、ゲームに収録されている他のCGとは微妙に雰囲気が異なるような気がします。このオープニング画像がゲームCGとして収録されていないのは、ここからさらに修正が入ったからかもしれません。

如何でしたでしょうか。レタッチと言っても技術は稚拙で、とても世間様にお出しできるようなクオリティには程遠いのですがご容赦ください。なお日付が飛んでいるところは人物でなく音楽機材が登場するCGとなっています。

福岡タクシー事故と軽井沢バス事故

昨年暮れに起こった福岡のタクシー暴走事故は、イベントデータレコーダーの解析の結果、衝突直前にアクセルが踏まれていたことが判明したことから、ブレーキとアクセルの踏み間違いが事故原因である可能性が高いと考えられています。運転経験豊富な職業運転手である個人タクシードライバーがそんな単純ミスを犯すのか、衝突するまでの300メートルもの間、操作ミスに気付かないなんてことがあるのかといった疑問が浮かぶのですが、実際に踏み間違いが事故原因であるならば、経験豊富な運転手がミスに気付かず走り続けてしまうほど、アクセルとブレーキの踏み間違いは起こりやすいものなのだ、ということなのかもしれません。

一方、昨年初めに起きた軽井沢スキーバス転落事故では、大型バスの運転経験も訓練も未熟なドライバーが、本来の運行計画とは異なり一般道の峠道を走行した為に発生した速度超過が原因と考えられています。事故車両にブレーキの不具合もフェード現象が起きていた跡もなく、シフトはマニュアルだったとされています。大型の観光バスでは下り坂でフットブレーキだけでは制動力が足りなくなることがあるため、基本的にエンジンブレーキも併用しますが、観光バスに広く用いられている電磁エア式のフィンガーシフトは無理な変速ができないようになっており、一旦速度が上がってしまってからいきなり低いギアに入れしようとしてもギアはニュートラルに戻ってしまい、エンジンブレーキを利かせることができません。碓氷バイパスは緩やかなカーブと坂道が続く比較的平穏な道路ですが、夜間の走行だったために速度超過に気付くのが遅れたのかもしれません。落ち着いて、高いギアから徐々に低いギアに入れていけば段階的にエンジンブレーキを利かせることもできた筈ですが、慌てて低いギアに入れようとしてはニュートラルに戻されて、制御不能な領域に至ってしまったのではないでしょうか。

アクセルとブレーキ 3

福岡のタクシー暴走事故では、二重に敷かれていたフロアマットが誤動作を誘発した可能性が指摘されています。自動車ではアクセルとブレーキという相反する動作を促すペダルが、同じ右足で踏み込むものとして隣り合って配置されています。

フロアマットがずれることでペダルが踏み込めなくなったりペダルが踏まれたままの状態になったり足を離しても戻らなくなることがあります。さらにブレーキペダルとアクセルペダルが並んで配置されていることで、その両者とも正確に操作できなくなる可能性も出てきます。

自動車のアクセルとブレーキはともに足元にあり右足で操作します。オートバイはアクセルとブレーキがともにハンドルにあり手で操作します。これが自転車になるとブレーキは手で、アクセルの代わりとなるペダルは両足で踏み込みます。一口にどの操作系が優れているとも言えませんが、同じ足で同じ踏み込むという操作をする自動車がもっとも操作間違いを起こしやすく、自転車のように位置も操作が異なれば間違えようがありません。

自動車のペダルが足元にあるのは、元は構造上その位置でないとペダルを踏み込んだワイヤーを引っ張ることができないからであり、フライバイワイヤ機構となった今でも同じ位置に据えられているということなのでしょうが、現在の技術であればハンドルに据え付けることは難なくできる筈です。バイクや自転車のようなバーハンドルでない丸ハンドルでは取り付け位置をどうするかという問題がありますが、もっとも標準的な10時10分の位置に握りやすいグリップとブレーキレバーを取り付ければ良いのではないでしょうか。これで足元のブレーキペダルを廃すれば、操作間違いもフロアマット等に起因する誤動作も減らせると思うのですが如何でしょうか。

福岡の病院に個人タクシーが突っ込む事故

12月3日、福岡市博多区の原三信病院に個人タクシーが突っ込み、3人の死者を出す事故が発生しました。事故を起こして逮捕された64歳の個人タクシードライバーは、「(病院から300メートル離れた)公園から出発してすぐブレーキが利かなくなった」「エンジンブレーキを利かせるなどして減速を図ったが止まらなかった」と話しており、目撃証言などから「公園と病院の間にある一時停止義務のある交差点でも止まらなかった」「病院手前50メートルほどからさらに加速し、道路左側に止まっていた2台の車を避けるように道路右側の病院ラウンジに突っ込んでいった」とされています。
警察はアクセルとブレーキの踏み間違いなどの運転ミス、自動車の不具合の両面からドライブレコーダーを解析するなどして事故原因を追究しています。
ドライバーが300メートル前からブレーキの不具合に気づいていることや減速行動を取っていること、さらに運転経験の豊富な個人タクシードライバーということから、単純なアクセルとブレーキの踏み間違いとは考えづらい側面もあり、事故原因の解明が待たれますが、この事故には幾つか気になる点があります。一つは事故車両である「プリウス(3代目・ZVW30型)の特性」、そしてもう一つは「エンジンブレーキを利かせた」という減速行動です。
プリウスハイブリッド車で、通常のガソリンエンジンと電気モーターで駆動します。ブレーキを踏んだり下り坂で充電をするという仕組みですが、ブレーキの踏み始めは通常のフットブレーキのようにブレーキディスクをパッドで締め付けることなく、充電用の回生ブレーキのみが働く仕組みになっています。3代目プリウスの発売直後は、この回生ブレーキの利き具合が通常の自動車と異なる違和感があり、「ブレーキが利かない」と言われました。但しこれは弱くブレーキを踏んでいる際に限られた話で*1、さらに強くブレーキを踏み込むことで解除されることから、今回の事故とは直接関係がありません。但しプリウスには通常のクルマと異なる特性があり、場合によってはプリウス独自の運転操作が要求されます。
プリウスは減速時や下り坂を除いて、主に電気モーターで駆動します。電気モーターは60馬力、エンジンは73馬力で、スタート時には電気モーターのみで駆動しますが、加速時などには電気モーターとエンジンの両方が働きます。プリウス特有の性格のためペダルを踏み込んでから若干タイムラグがあるようですが、パワーモードでの加速は一クラス上の車に匹敵する強力なものといわれています。
プリウスは電気式無段変速機を備えたオートマチック車であり、シフトレバーでリア・ニュートラル・ドライブの他にBモードが選択できます。通常のオートマ車にあるPレンジはシフトレバーでなくスイッチで選択する仕組みです。このBモードはエンジンブレーキを利かせるための下り坂などで使用する「ブレーキモード」の意味で、ゆっくりしたエンジンの回転力をタイヤに伝えることで減速する仕組みです。事故車両のドライバーが「(ブレーキが利かなくなったので)エンジンブレーキを使用した(が減速しなかった)」と言っていますが、この際に使用したのがBモードです。
エンジンブレーキは(ハイギアードで)エンジンがゆっくり回っている際には効果的ですが、高回転では意味がありません。仮に事故車が、何らかの理由(ブレーキと間違えてアクセルを床まで踏み込んでいるなど)でエンジンが高回転であった場合、通常のDモードではATフルードがエンジン回転力と駆動力との緩衝材ともなり得ますが、Bモードにするとエンジンの回転をより駆動力に伝えるように働いてしまい、無意味であるどころか逆効果にもなりかねません。「衝突の50メートル手前からさらに急加速した」との目撃証言がありますが、ドライバーがエンジンブレーキを利かせようとした結果、反対に加速してしまったという可能性もあります。
事故を起こしたドライバーはフットブレーキが利かないことからエンジンブレーキを利かせようと試みた訳ですが、この場合他の減速方法として「パーキングブレーキを踏み込む」ことと、エンジンが高回転である場合には「シフトをニュートラルに入れる」或いは「パワースイッチを切る」と言った方法が考えられます。エンジンブレーキによる減速はあくまでも通常走行時の減速行動であり、これをまず試してみることは間違いではありませんが、今回の場合却って急加速を招いた可能性も否定できません。ブレーキが利かない! というような非常時には通常時の減速行動だけでなく、非常時の減速行動が必要になってきます。さらに衝突を覚悟し、その衝撃を和らげるために建物への正面衝突を避けるべく道路沿いの建物への側面衝突を試みる、堅牢な建物でなく路上に止まっていた無人の自動車にぶつけて止めるといったことも考えなくてはならないかもしれません。

*1:例えば回生ブレーキ発動時にタイヤが滑りやすい路面でスリップし、タイヤロック判定されて回生が働かなくなるとブレーキが抜けた状態になる。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故

高齢者ドライバーの事故増加がマスコミで大きく扱われています。交通死亡事故件数が減少傾向にある中、高齢者ドライバーが原因の死亡事故が増えている訳ですが、これは(全ドライバーに占める)高齢者の割合が増加していることからすると自然なことです。年齢別の事故率を見ると、高齢者ドライバーよりも20歳以下のドライバーの事故率の方が高く、必ずしも高齢者ドライバーの運転が危ないとは言い切れないのかもしれません。
とは言うものの、加齢により認知や判断が遅れるというのは紛れもない事実であり、現在自動車関連企業が押し進めている自動ブレーキ装備車が広まり自動運転の実用化が待たれるというのもわからない話ではありません。但しアクセルとブレーキの踏み間違いに起因する事故に限ると、そのような新技術を導入するまでもなく、もっと簡単な方法で防ぐことが可能です。
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故はオートマチック車で起こります。マニュアル車でもアクセルとブレーキを踏み間違えることは無いとは言い切れませんが、それでもフルブレーキの操作をする際は同時に左足でクラッチを切るので、アクセル全開で空ぶかししたまま空走することはあっても、ブレーキのつもりでアクセルを踏み込んで加速し続けるということはありません。結果として接触してしまう事故になったとしても、猛烈な勢いでぶつかる事故は防ぐことができます。少なくともアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、オートマチック車からマニュアル車に乗り換えることで防ぐことができます。
一般に、マニュアル車の運転操作はオートマチック車より難しいと考えられています。永年オートマチック車の運転しかしていない人が、高齢になってからマニュアル車に切り替えることは難しいかもしれません。また、認知や判断、そして操作に時間が掛かる高齢者にとって、マニュアル車の運転操作はオートマチック車より数段難しいかもしれません。けれども、本当にマニュアル車への乗換えやマニュアル車の操作が難しくて運転が困難だというなら、それこそもう高齢のため自動車の運転は無理だということになるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、高齢になってからマニュアル車に乗り換えるというのはハードルが高いと思います。年を取ってからも可能な限り自分で運転をしたいと考えているなら、年を取ってしまう前にマニュアル車を選択するのも良いのではないでしょうか。少なくともそれで、万が一のアクセルとブレーキの踏み間違い事故は防げます。