イタリアのトリノで冬季五輪が開幕しました。開幕前からNHK・民放ともにメダルが期待できる選手を中心に報道して雰囲気を盛り上げているのですが、いざ蓋を開けてみるとジャンプノーマルヒル予選競技では原田雅彦選手がスキー板の長さが規定より長く失格、女子モーグル競技でも上村愛子選手が5位、男子スノーボードハーフパイプ競技は全員予選敗退で女子競技でも期待の今井メロ選手が着地の際に腰を痛めるなど散々な結果ばかりの映像が深夜の日本に届けられている状況です。前々回の98年には国内開催のオリンピックで盛り上がった以上に、成績も良かったわけことが盛り上がった一因だと思います。メダルが全てとは思いませんが、報道の過熱ぶりと対照的に成績の振るわないオリンピックを見ていると、マスコミにはもう少し冷静な報道の姿勢が求められるようにも思います。