滋賀県長浜市で、二名の保育園児が同じ保育園に子どもを通わせていたPTAに殺害・遺棄されるという事件がありました。凶悪事件に対し、児童を積極的に保護する側であるPTAが犯人となれば、子どもを守るのは運か本人か親族しかなくなります。今のところそういう事件が起きていないだけで、この先学校の先生が犯人となって子どもを殺害する事例が起こらないとも限りません。逆に男子生徒が女性教師をナイフで刺したりする事件は起こっていますし、小学生がクラスメイトを殺害するという事件も既に起きています。
また、刃物を持った男が小学校に侵入し、教室に先生がいながら生徒を守りきれず8人もの生徒が殺害されるという事件もありました。アメリカではハイスクールで生徒が銃を乱射するという事件が毎年のように起きています。そう考えると学校の中でも、先生やPTAがいても子どもを守りきれないということになってしまうのかもしれません。確かに100%の安全ということは無理かもしれませんが、それで対策を講じるのを諦めてしまうのでなく、それでも現状の問題点を検討し、さらに安全性を高めることはできる筈です。