伊吹文部科学大臣に宛てて、自分はいじめられているので11日に自殺しますという手紙を書いた人がいるそうです。今のところそれが本当のことなのか、それとも愉快犯によるものなのかは判りませんが、とりあえず伊吹大臣は考えられる教育委員会にあてて調査を依頼したりしたそうです。
 実際にいじめを受けていても、親に相談しても担任に相談しても効果が期待できないと考えて困っている人は同じように大臣に手紙を書いてみるのもいいかも知れません。担任に相談しても全く解決できそうにないのに、大臣に手紙を書けばとりあえず教育委員会には調査してもらえるようですし、具体的な学校名を書いていれば確実です。ただし模倣した人が手紙を書くようになれば、さすがに大臣もいちいち対応してくれなくなるかもしれませんから、早い者勝ちだと思います。
 ただし報道で明かされた文面を見ていると、大臣宛ての手紙には自殺を決意した人特有の突き放した感じはあるのだけれど、諦めの境地に達したような雰囲気が感じられないので、どうにも偽物臭いと思います。或いはいじめの標的に遭っている人でなく、いじめの現場を目撃している人が書いたのかもしれません。