先日山梨県警の捜査資料がネット上に流出したという話題を取り上げたのですが、驚いたことにその続報が届きました。流出がこれで終わりではなかったことにも驚きですが、「早急に公私全てのパソコン等の確認・点検を実施するなど、組織を挙げて再発防止策を推進しております」と26日に山梨県警警察本部はお詫びの中で述べていたにも関わらず、今回の流出は警察の内部捜査ではなく山梨日日新聞社にUSBメモリーそのものが送り付けられたことで明るみに出たというのですから開いた口が塞がりません。
USBメモリーが送りつけられた山梨日日新聞の報道によると、
1.私物のUSBメモリーを公務で使う場合は、使用の承認を得た上で、メモリー一点ずつに管理用の番号を割り振っている。山梨日日新聞社に届いたメモリーにも番号が記載されたシールが張られていた。
2.USBメモリーを含め、捜査資料を紛失した場合は上司への報告が義務付けられているが、これまでにこうした報告はなかったとみられる。…とされています。
少なくとも山梨県警は、管理して番号を割り振っていたUSBメモリーについての確認を行っていなかったか、或いはこの番号のUSBメモリーの存在が確認できないことを知りながらその追跡調査を行っていなかったようです。ここからも山梨県警の情報管理に対する意識の低さ、管理方法の不十分さが如実に伝わってきます。