参議院選挙が公示され、立候補が締め切られました。さて、どんな人たちが立候補したのだろうと思って調べたのですが、その時点で選挙結果が判ってしまいました。私の住んでいる選挙区は二人区で、自民党の現職と民主党の現職が当選するに間違いありません。選挙当日に投票締切りと同時に当落速報が出て、実際にはまだ一票も開票されていないだろうに何だかな〜と思うことがありますが、そんな感じです。
どこと書かなくとも、こう書いただけで、北海道か宮城か長野か兵庫か福岡のどこかだと判ってしまうわけですが、この選挙区の人たちも私と同じような思いを抱いたのではないでしょうか。ちなみに私がざっと立候補者を見た範囲では二人区で激しい選挙戦が繰り広げられるのは新潟と広島の2つの選挙区だけで、残り10の選挙区では実質無風状態だと思います。一応記しておくと、北海道・宮城・福島・茨城・長野・静岡・岐阜・京都・兵庫・福岡となります。二人区の大半では民主党がトップ当選するのではないかと思います。ところが残った議席から自民党候補を追い落とすには、●産党や●民党の候補者では不十分であり、民主党が本気で自民党を追い込むつもりでいるなら、二人区には民主党候補者を二人立てるべきではないでしょうか。
ほかに三人区である大阪、五人区である東京も実質無風状態ではないかというように思いましたし、一人区でも群馬・島根もそれに近いのではないかと思いました。ただし島根についてはどこかの民放がニュースで自民王国と呼ばれたこれまでとは違うと取り上げられていましたし、東京の自民現職候補も大変な逆風だと言っていたので、実際に取材をするととても無風とはいえない状態なのかもしれません。
自分の投じた票が死票となってしまって現実として国政に反映されないのはそれはそれで虚しいものですが、自分の投じる票が何かを決めることにもならないというのも虚しいものです。一方で比例区が設けられているのだから、選挙区はすべて小選挙区にしてもいいのにと改めて思ってしまいました。