昨日、「ポスト安倍の最有力候補」と目されていた麻生太郎幹事長が次の総理になるのは嫌だなと思いながらブログを書いていたのですが、夕方になって福田康夫官房長官が立候補の意思を表明した途端、自民党の派閥の大多数が福田氏支持を表明、一気に党内の大多数の支持を集めて勢力図が塗り替わってしまいました。これは何も麻生さんの人望がないとか自民党内では嫌われているからという話ではなく、麻生内閣では如何にも解散管理内閣にしかならないけれども、福田内閣では衆参ねじれ国会でもしっかり民主党と張り合うことができ、解散総選挙になっても十分に戦えるのではないかという期待が持てるから、ということではないかと思います。報道では福田氏の政治姿勢に共鳴して支持したとか、福田さんは安倍内閣に参加していないので政歴に汚れがないとか、幹事長には参議院大敗の責任があるのではないかなどと言われていますが、私はそれよりも麻生さんの小者感と福田さんの大物感であるとか、時代劇だと地方の悪代官役が似合いそうな麻生さんに比べ幕府家老役が似合いそうな福田さんといったイメージが大きく作用しているのではないかというように感じてしまいます。