ekiden_racer2007-11-07

8月の「白い恋人」の賞味期限改竄に続き10月に「赤福」の消費期限・製造日の偽装が発覚しました。さらに「赤福」とよく似た商品である「御福餅」も本家「赤福」同様消費期限・製造日の偽装だけでなく原材料表示まで偽装していたとの報に接したときには、何もそこまで真似しなくていいのに…と呆れてしまいました。
さて「白い恋人」の賞味期限改竄に対する石屋製菓の記者会見の中で、気になったことがあります。それは「商品の外装フィルムの性能が良く、一ヶ月賞味期限を先延ばしにしても品質上問題がないと考えた」というものです。そもそも賞味期限とは製造者が科学的に製品の品質を保証できると自主的に定める期限です。それなら最初から消費期限をさらに一ヶ月長く表示するように改めれば良かったのではないでしょうか。
また「赤福」の消費期限改竄についても、包装し直して消費期限を延長したもののほか、繁忙期の作り置きのために商品を解凍した期日を製造日としていたことも問題とされていました。技術上・品質上問題なく冷凍保存・解凍できるのであるのなら、それのどこに問題があるのか良く判りません。
虚偽表示は許されるものではありません。けれども品質上問題がなく、その旨の表示を正直にしていれば消費者にとって不都合は何もないと思いますし、商品も無駄にはなりません。