ekiden_racer2007-12-11

「選挙なので言ってしまった」
年金照合の年度内完了に白旗 官房長官
12月11日11時31分配信 産経新聞

町村信孝官房長官は11日午前の記者会見で、基礎年金番号に未統合で宙に浮いた年金記録の統合を来年3月末までに完了するとした自民党参院選公約について「最後の1人まで3月末までにやるというわけではなく、選挙なので『年度末まですべて』と縮めて言ってしまった」と述べ、年度内の完全実施は難しいとの認識を示した。
年度内までに統合が完了しない記録については「離婚などによって名前が変わったり、すでに亡くなったり、漢字変換が原因で氏名が間違ったりしたもの。来年4月以降も(照合作業を)やる」と説明した。統合作業の完了時期に関しては「分からない」と述べた。
社会保険庁宙に浮いた年金記録約5000万件のうち、18・5%にあたる約945万件が統合が難しい記録であるとの調査結果をまとめている。

公約をここまで蔑ろにして良いものなのでしょうか?
ちなみに毎日新聞だと、多少報道のトーンが違います。

「最後の一人、最後の一円まで全部、3月末に(支払い、特定含め)やると言ったわけではない。(参院)選挙だから、(表現を)縮めて言ってしまった。3月末までに5000万件の仕分けがはっきりするということだ」と釈明した。(毎日新聞 2007年12月11日 12時18分)

いずれにしても自民党は先の参議院選挙の公約として「できないことをやり遂げると宣言し国民を騙した」ことに間違いはなく、しかもその後「選挙なので言ってしまった」「選挙だから縮めて言ってしまった」と開き直っているのです。
次にどんな国政選挙があるとしても、そこでも自民党はできないこと、やる気もないことであっても国民の受けが良さそうなことであれば「○○までに必ず実行します」と「公約」するに違いありません。