午後、久間章生防衛大臣が辞任しました。安部内閣は大臣の罷免も辞任もさせないという私の予測は外れてしまいました。
昨日、党内の議員から挙がった批判を紹介しましたが、今日になって連立与党のパートナーである公明党からも強い批判が出され、これを受けて久間大臣に辞任させるというシナリオが出されたものと思います。
久間大臣は辞任に際しても会見で「しょうがないというのは是認ではない」と弁明、「参議院選挙を目前に迷惑を掛けたため」の選挙対策の辞任劇であることを強調していました。自らの発言が誤っていた乃至は誤解を招く不用意な発言であったことによる引責辞任ではなく、この時期の失言による参院選への影響から辞任させられることになったという趣旨の発言でした。
ただ辞任を認めて閣僚を入れ替えても、それはそれで大きく報じられることに変わりはなく、安部政権にとって今回の対応は「就任から9月で3閣僚交代の異常事態」を招いたことになり、支持率についても参院選への影響にしても悪いものでしかありません。