ekiden_racer2008-02-13

「こんな公明党大臣はいらない」
現在の政権与党は自民党です。正確には自民党公明党とで政権連立を組んでいるので、自民党公明党ということになるのでしょうか。けれども自民党公明党とは平等に50%ずつ閣僚を分け合うというような訳ではなく、公明党に比較的重要な閣僚を一つ割り当てるということになっているようです。
自民党政治には永田町の論理と言われるように、政府と官僚が癒着しているという印象を(私は勝手に)抱いています。そんな中で公明党の閣僚には、自民党政治とは一味違った市民よりの政治を期待しています。
現在公明党には国土交通大臣が割り当てられていて、冬柴鐵三という人が大臣を務めています。現在道路特定財源問題などで国交省大臣が注目されることが多いのですが、道路建設推進を支持したり、国交省所管の独立行政法人の廃止・民営化を閣内の渡辺喜美行政改革担当大臣から求められてもこれを拒否するなど、100%官僚よりの答弁・政治姿勢を見せています。
たとえばこれが古賀誠のような道路族大臣であればさもありなんと思うのですが、どうして公明党の議員が大臣を務めていながら、族議員さながらの態度なのか疑問ですし、これでは自民党より性質が悪く、公明党が連立を組んでいる意味がないとさえ思ってしまいます。自民党でさえも止むなしと思って進めようとしている改革を、公明党が阻止するなんて何を考えているのでしょう。
公明党としても、こんな人が大臣を任せていると大きなイメージダウンになるのではないでしょうか。もっとも学会票で成り立っている政党ですから、イメージ戦略で浮動票を獲得する必要はないのでこうまで開き直れるということなのでしょうか。

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